Nagoya Grampus 3-1 Kawasaki Frontale@Mizuho Athletic Stadium
※得点合計4-3(アウェイゴール適用で5-4)で名古屋グランパスが準決勝進出
名古屋にとって”悪くはないが足りなかった”第1戦…
脱日入亜な従軍の日々を今夜で終わらせてしまうのか、続行となるのか、アウェイゴールを積み上げられたらそれは死を意味するアウェイゴール適用のホーム&アウェイの第2戦は雨の瑞穂で緊張感を持って始まった。
前半、自陣からのボールを右寄りに彷徨していた”いけない子”小川佳純がキープすると目の前に広大な空間が広がり、鮮やかにフィニッシュまで至るコースが出来上がっていた。
正にそれはアジアの広大な土地であり、それを貫く絹の道(シルクロード)が瑞穂のピッチ上に鮮明に描かれていた。
マルコポーロを演じた小川の素晴しい先制ゴールの甘味の味は瞬間的なものであり、時間が経つにつれ苦味を伴ったものだと気付くのに時間はかからなかった。
得点しても背後に潜むアウェイゴールの恐怖を感じれば、熱った心も脳内にある冷却装置が直ぐに作動する。
吉田麻也のゴールで2-0にするも直ぐに川崎はテセの実力があるがゆえに浴することが出来る幸運なゴールで1点を返し、アウェイゴール適用も加味してホーム&アウェイのノックアウトステージ特有の緊張感を持続させたまま前半を終了。
後半に入ると緊張感はさらに高まっていく…
サッカーの神様が見つめる中、フィギュアスケートかシンクロナイズドスイミングか新体操のように演技にひとつのミスが命取りになるような胸を締め付けられるような感覚に襲われ、試合の途中ながら好試合の手応えを感じ取れるサッカーに寄り添う者にとって願ったり叶ったり。
少なくとも美しく散れるかな?と邪心もよぎる…
サッカーの神様の怒りを買わないようにひたむき且つ大胆に賢く両チームはプレーに邁進し、直志・三都主→吉村・ブルゾのエンジン総取替えの的確且つ大胆な采配もあって35分頃まで名古屋に時間が与えられた。
川崎が攻める時間帯になっていた後半40分過ぎに右サイドを駆け上がった田中隼磨#32が上げたクロスをマギヌンがシュートを放ちこぼれ球をケネディが詰めてゴールインしアウェイ側以外の観客は狂喜乱舞となるが…
はしゃぐな!
まだ試合は終わっていない!! ヽ(`Д´)ノ
と周囲に向かって叫ぶ自分が居ました(苦笑)。
設けられたアディショナルタイムの4分も意外と短く感じての終了の笛…
最後の最後まで緊張感を持続した試合は終了した。
足りなかったハードワークとDF陣の注意深さを取り戻した名古屋に訪れた、脱日入亜な従軍の日々は再延長が決まった瞬間…
互いに自らの一線を越えようとひたむきに強かに勝利を追及し合った結果の好試合。
素晴しい対戦相手がいたからこそ、このような熱のある試合が瑞穂の夜に生み出されたことを見過ごしてはならない。
負けた川崎に非はあったのか?
大まかにはなるが、サッカーの神様の怒りに触れるような真似はしてはいない。
ただいえることは、川崎以上にこの日の名古屋は素晴しいサッカーを演じていた。
サッカーの神様は川崎ではなく名古屋を選んだ。
偶然ではなく、実力で勝ち得た勝利。
尊敬する川崎フロンターレに対して、まぐれでなく堂々と勝利できたことに感動を覚えずには居られない。
素晴しいホーム&アウェイの試合ができ、物凄く嬉しい気持ちと同時に川崎フロンターレに感謝の念と志半ばにして道を閉ざされた無念さを汲み取り、責任を持ってACLを戦わねばと肝に銘じなくてはならない。
この勝利は尊いし、生き残った名古屋に決して軽くはない責任がのしかかる。
名古屋に突き付けられた責任の重さに気付けば、アジア従軍にはびこるハネムーン気分は直ぐに吹っ飛ぼう。
暫し浸れるだけ浸りたい勝利の余韻…
ここ何年かの中でのベストゲーム!
素晴しい試合、見事な勝利です!!
マンオブザマッチは、名古屋に関わる人総てに与えてださい。
さらに付記しておきたいことが…
文句の付けようがない、島国基準とは一線を画いていたこの日の主審のレフリングにも大いに拍手を送りたい。
その素晴しいレフリングもピッチ上の選手たちの試合を成し遂げようとする共通理解がしみ込んでいたからこそ成し得たこと…
さまざまな好要素が化学反応を起こし、素晴しい試合を創出した瑞穂の夜だった。

